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【NISA貧乏】積立は月いくら?平均額で決めると家計が苦しくなります

NISA・iDeCo

つみたてNISA、毎月いくら入れていますか。

この金額を決めるときに、多くの人が最初にやることがあります。「みんないくら積み立てているんだろう」と調べることです。

僕もやりました。そして、そこで止まりました。

ひびパパ
ひびパパ

月3万?いや、5万の人もいる。うちは少なすぎるのかな。

調べれば調べるほど、自分の金額が正しいのか分からなくなります。

この記事では、平均を見ても答えが出ない理由と、僕が積立額をどう決めたかを書きます。


「NISA貧乏」ってどういう状態のこと?

最近、「NISA貧乏」という言葉を見かけるようになりました。

簡単にいうと、こういう状態です。

NISAの枠を埋めることが目的になって、毎月の生活が苦しくなっている状態。

増えているのに、苦しい

手取りに対して、投資に回す割合が大きくなりすぎると、こういうことが起きてきます。

① 急な出費が来ると、カードの分割やリボに頼ってしまう

結局、高い利息を払うことになります。投資で増やそうとしているのに、そっちで持っていかれるので効率が悪いです。

② 生活防衛費にまで手を出してしまう

ここに手をつけると、次に何かあったときに受け止めるものがありません。家計そのものが崩れる可能性が出てきます。

③ 下がった月に、生活が心配で売ってしまう

①と②をやっていると、これが起きます。いちばんもったいない形です。 僕の周りにも、何人かいました。

しかも、話はここで終わりません。

同じ時期に始めて、そのまま持っているだけで恩恵を受けられていたはずのものを、下がったところで手放す。いわゆる損切りです。

そのあと大きく上がって、「あのとき売らなければ」となる。次は「また下がったら買おう」と待つ。ところが、そこからなかなか下がらない。

待っている期間も、そのまま機会損失になります。

投資を始めたばかりの頃に、いちばん起きやすい形だと思います。何事もゆとりを持って、焦らない心を持つことが大切です。

積立は、続けたから意味があります。苦しくなって途中でやめると、いちばん損な形になります。

枠を埋めきることより、途中でやめないことのほうが大事です。


この言葉、国会でも出ています

2026年3月、「NISA貧乏」という言葉が国会で取り上げられました。財務大臣が「ショックだ」と答えて、「投資そのものが目的になることは想定していなかった」という話になっています。

一部の人の話ではなくなっている、ということだと思います。

もうひとつ、気になったことがあります。

収入が少ない人だけの話ではありません。 共働きで手取りが月60万円を超えていても、毎月カツカツになっている家庭があるそうです。

金額の問題ではなくて、配分の問題だからです。


平均額を調べても、答えは出ません

「みんないくら積み立てているか」を調べても、自分の金額は決まりません。

理由はひとつで、平均には、その人の家計が入っていないからです。

同じ月5万円でも、まったく別の意味になります。

AさんBさん
手取り40万円22万円
積立5万円5万円
残るお金35万円17万円
同じ5万円でも、重さがちがう

同じ5万円が、Aさんには余裕で、Bさんには圧迫になります。

平均が教えてくれるのは「他の人の金額」であって、「自分に出せる金額」ではありません。

比べる相手は、他の人ではなくて自分の手取りです。


僕は、生活費と投資のお金を混ぜていました

昔の話です。

僕は19歳から投資をしていますが、最初の10年くらいは、生活費と投資のお金を分けていませんでした。

同じ財布から出して、同じ口座で回していました。

ひびパパ
ひびパパ

足りなくなったら生活費から。増えたら生活費に戻す。それでいいと思ってました。

これがどうなったか。

減った月が、そのまま生活のしんどさになりました。

数字が下がっている月は、財布の中身も薄い。そうなると、投資の判断が「増やしたいか」ではなく「今月しのげるか」に変わります。冷静ではいられませんでした。

いま思うと、NISA貧乏の中身はこれです。 制度の名前が変わっただけで、やっていることは同じでした。


積立額を決める順番

僕が今やっている順番を書きます。金額ではなく、順番です。

1. 先に「使うお金」を確保する

生活費と、生活防衛費が先です。ここを削って積立を増やさない。

生活防衛費の考え方は、別の記事にまとめています。

生活防衛費っていくら必要?

もうひとつ、生活費でも生活防衛費でもないお金があります。

旅行、車の買い替え、入学のとき。使う時期がだいたい決まっている、大きめの出費です。

これを毎月の家計から出そうとすると、その月だけ苦しくなります。そして苦しくなった月に、真っ先に止まるのが積立です。

ひびパパ
ひびパパ

今月は旅行があったから、積立は来月から。これをやると、だいたい戻ってこれません。

うちは今年の夏、家族で2回旅行に行きました。その代金は、その月の家計からは出していません。

出どころはこの2つです。

  • 高配当株の配当金
  • 特別費として、毎月少しずつ分けていたお金

夏に使うお金は、夏より前に置いておく。 やっていることはそれだけです。

先に分けてあると、旅行に行った月も積立を止めずに済みます。

2. 積立額は、金額ではなく割合で決める

「月いくら」ではなく、手取りの何%までで考えます。

こうすると、収入が変わったときに毎回悩まなくてよくなります。ボーナスの月だけ多く入れる、といった調整もしやすいです。

3. 迷ったら、積立額を下げる

ここがいちばん言いたいところです。

積立額は、後から上げられます。 設定を1回変えるだけです。

でも、苦しくて止めた積立を、もう一度始めるのは重いです。しんどかった記憶が残っているので、次に始めるときにためらいます。

迷ったら少ないほうにする。上げるのはいつでもできます。


それでも積立額が「少なすぎる気がする」とき

僕もそう思っていました。

そういうときは、金額ではなく続いた月数を見るようにしています。

  • 月1万円を60か月続けた人
  • 月5万円を6か月でやめた人
効いてくるのは何か月続いたか

多く積み上がるのは、月1万円を続けたほうです。

「いくら入れたか」より、「何か月続いたか」のほうが後から効いてきます。


今を削って将来を買うのは、筋が悪いと思っています

ここからは、僕の考えです。

質素なご飯でしのいで、今を犠牲にして老後のお金を作る。 これは筋が悪いと思っています。

それが楽しい人はいいと思います。ただ、生活の水準を必要以上に下げると、ストレスがかかります。野菜が高いから買わない、みたいなことをしていると、栄養も足りません。

ひびパパ
ひびパパ

今を削って将来を買っているのに、その将来で元気じゃなかったら、何のためにやってるのか分からなくなります。

僕は投資を続けてきて、やっと複利のすごさが身に染みてきました。 昔は理想論だろうと思っていました。

複利は、時間が長いほど効きます。つまり、長く生きるほど恩恵を受けられるということです。

だからこそ、今を大切にしないといけないと思っています。

無理をして、ストレスを抱えて、イライラしながらNISAに全部つっこむのは、僕は反対です。

1日でも早く増やしたい気持ちは、よく分かります。

早く始めた人が大きく増やしているので、焦る気持ちも分かります。僕もそうでした。

でも、焦っていいことは一つもありませんでした。

娘が一緒に出かけてくれるのは、あと8年です

うちは娘が2人います。

一緒に出かけてくれるのが社会人になるまでだとしたら、上の子はあと8年、下の子はあと11年です。

数えるまで、考えたこともありませんでした。

お金は、積み立てていれば増えていきます。

でも、この一緒に過ごせる貴重な8年は増えません。

少額でもいい。枠を使い切らなくてもいい。自分は自分です。

昨日の自分より一歩進んでいれば、それでいいと思っています。その一歩が、二歩三歩になっていきます。

人生は1度きりです。

後悔のない人生を送るためにも、今を大切に、楽しく生活する。そのとなりで、ゆとりを持って積み立てていく。僕はこれがいちばんいいと思っています。


今日やること

長く書きましたが、やることは1つです。

いま設定している毎月の積立額を、1回確認してみてください。

そのうえで、自分に聞いてみてください。

この金額、来年の今月も同じ気持ちで出せそうですか?

「ちょっとしんどいかも」と思ったら、下げてOKです。

減らすのは、負けじゃありません。 やめないための調整です。

僕は生活費と混ぜたまま10年やって、結局ゼロからやり直しました。そっちのほうが、よっぽど遠回りでした😂


戦うのは、自分自身です

比べる相手も、勝つ相手も、他の人ではありません。

戦うのは、いつも自分自身です。

焦る自分。周りが気になる自分。暴落で手放したくなる自分。

そこさえ乗り越えられたら、あとは続けるだけです。

僕も投資15年目ですが、まだまだ途中です。

一緒にコツコツ、ゆるっと資産形成していきましょう🌳


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