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高配当株の選び方|利回りの次に僕が見ている6つの数字

高配当株の選び方|利回りの次に僕が見ている6つの数字 高配当株

高配当株を持っていて、含み損が出たことはありますか。

僕は−80万円になったことがあります。

過去にも同じように、FXで−100万円の含み損を抱えていたことがありました。

でもこの2つ、中身がまったく違います。

FXのときは、自分で決めた基準を外れているのに切れなくて、
塩漬けにしているうちに膨らんだものです。

高配当株の−80万円は、そうじゃないです。

自分の基準内に収まっている会社が、
業績は悪くないのに相場全体につられて下がっていた。
それを拾い集めた結果の含み損です。

側から見たら、どっちも同じ「含み損」です。

でも、基準を外れて膨らんだ含み損と、
基準内で拾った含み損は、別ものです。

正直、拾っている最中は怖かったです。
半分は信じて、半分は疑いながら買い増していました。

それでも続けられたのは、「基準内の優良な会社だ」と言えたからです。

前回、利回りは割り算の結果でしかないという話を書きました。
株価が下がるだけで、利回りは勝手に上がります。

じゃあ何を見て決めているのか。

今日はそこを書きます。

配当金って何? 株価が下がっても入ってくるお金の話
配当金は「会社が稼いだ利益の分け前」です。もらえる時期、利回りの見方、税金、NISAの落とし穴まで、むずかしい言葉を使わずにまとめました。

僕は入口では利回りを使います。3%〜5%で候補を絞ります。
そこから先、実際に買うかどうかは、6つの数字で決めています。


まず入口。利回りは3%〜5%で絞ります

3%未満は外します。 配当が少なすぎて、高配当株を持つ意味が薄くなるからです。

5%を超えるものは、いったん保留にします。 ここが意外に思われるところだと思います。

利回りが高いということは、配当が多いか、株価が安いかのどちらかです。
そして多くの場合、後者です。

株価が下がった理由があって5%になっている。
その理由を確認しないまま買うと、買ったあともまだ下がります。

僕は「高いほどいい」ではなく、「高すぎるものは理由を疑う」で見ています。

利回りは入口

もちろん、理由を確認したうえで、
このあとの6つの数字を全部クリアしていれば買うこともあります。

外すのではなく、先に理由を見るということです。


そこから見ている6つの数字

僕が見ている6つの数字

1つずつ書きます。


① ROE 8%以上|預けたお金をどれだけ増やしてくれるか

株主から預かったお金を使って、どれだけ利益を出したかの数字です。

100万円を預けて8万円の利益を出せば、ROEは8%です。

僕は8%を下限にしています。

⚠️ ただ、日本企業のROEはここ数年でけっこう上がっています。
2026年4月時点で、上場企業の平均は10.3%。
日経平均だと10%台の後半です。

なので8%という基準は、今の水準からすると少し甘いかもしれません。

それでも変えていないのは、途中で基準を動かすと
「下がったから合わせる」ができてしまうからです。

同じ配当をもらうなら、稼ぐ力が強い会社から受け取りたいです。


② 営業利益率 10%以上|本業でちゃんと儲かっているか

売上のうち、本業で残った利益の割合です。

売上が1,000億円あっても、残るのが10億円なら1%です。
これだと、少し何かあっただけで赤字になります。

⚠️ ただしこれは業種によって水準が全然ちがいます。

商社や小売は薄く、医薬品やソフトウェアは厚い。
なので同じ業種の中で比べるようにしています。


③ EPS 右肩上がり|1株あたりの利益が増えているか

EPSは、1株あたりの利益です。

配当の原資はここです。 EPSが伸びていない会社の増配は、長くは続きません。

利益は増えていないのに配当だけ増やしている会社は、いつか止まります。

数年分をグラフで見て、右肩上がりかどうかだけ確認しています。


④ 自己資本比率 40%以上|借金に頼りすぎていないか

会社の資産のうち、返さなくていいお金がどれだけあるかの割合です。

低いほど借金が多く、景気が悪くなったときに苦しくなります。

⚠️ ここも例外があります。

銀行・商社・不動産は、構造的に低くなります。
お金を借りて動かすのが仕事なので、40%を切っていても異常ではないです。

なので業種を見てから判断しています。


⑤ 減配していない|約束を守ってきたか

過去に配当を減らしたことがあるかどうかです。

一度減らした会社は、また減らす可能性があります。

⚠️ ただし、リーマンショックやコロナのように、
全体が落ち込んだ時期の減配は別で見ています。

そこで減らさなかった会社は、むしろ強いです。


⑥ 配当性向 30〜50%|無理をしていないか

利益のうち、何%を配当に回しているかの数字です。

80%や100%の会社は、けっこう無理して配っています。
利益が少し減っただけで、減配になります。

逆に低すぎる会社は、これから配当を増やす余地があるとも言えます。

僕は30〜50%で見ています。


同じ「高配当」でも、中身がちがいます

ここまで6つ書きましたが、いちばん言いたいのはここです。

同じ利回り5%でも、成り立ちが3つあります。

業績が悪くて株価が下がった5%
これは危ないです。下がった理由がそのまま残っているので、買ったあともまだ下がります。

業績は良いのに、相場につられて株価が下がった5%
これは、むしろ拾いにいきます。
会社の中身は変わっていないのに、相場全体が下げただけだからです。

僕が−80万円を抱えたのは、これを拾い集めていたときでした。

利益が伸びて増配した結果の5%
これがいちばん買いやすいです。
株価が横ばいでも、配当が増えれば利回りは上がります。

利回りという数字だけを見ると、この3つは同じに見えます。

でも、業績が悪くて下がった5%と、業績は良いのに下がった5%は、別ものです。

同じ利回り5%でも

株価が長く下がっている会社には、だいたい理由があります。
6つの数字を見るのは、その理由を先に見つけるためです。

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基準は、売るときのものでもあります

前回、僕が持っていた株を1つ売った話を書きました。

不適切な会計処理が公表されて、自分の基準から外れたので売りました。

いま見ると株価は戻っていて、持っていればプラスでした。

それでも後悔はしていないです。

FXのときは、基準を外れてるのに切れませんでした。

今回は切れました。

ルールを守れずに大きく負けたことが、何回もあります。
「今回だけは」を一回でも許すと、次も許してしまう。

だから、株価が戻ったかどうかより、
決めたとおりに動けたかどうかのほうが大事だと思っています。

基準は買うときだけのものじゃないです。

どうなったら手放すかを先に決めておかないと、下がったときに動けなくなります。

株価が下がっているときに、冷静な判断はできません。


この6つは僕の基準であって、正解ではないです。

数字の水準は人によって変わると思います。

ただ、何を見て買ったのかを自分で説明できるかどうかは、
誰にとっても大事だと思っています。

説明できないまま買った株は、下がったときに落ち着いていられないです。

僕がそうでした。

いまも下がることはありますけど、6つの数字を通した会社なら、
「まあ大丈夫だ」と思えるようになりました。

それだけで、だいぶ楽です。

⚠️ ※これは僕の記録であって、特定の銘柄をすすめるものではありません。


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