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配当金って何? 株価が下がっても入ってくるお金の話

配当金って何? 株価が下がっても入ってくるお金の話 高配当株

初めて配当金を受け取ったのは2022年でした。

金額は数百円です。

それでも、初の配当金はめちゃくちゃうれしかったです。

たかが数百円ですが、達成感がありました。
自分も『高配当株投資家の一歩を歩み始めたんだな』と感じた瞬間でした。

あれから4年です。

いまは見込みで、年間30万円ほど入ってくるようになりました。

特別なことはしてません。
買い足して、持ち続けただけです。

この記事では、その配当金がどういうお金なのかを、
むずかしい言葉を使わずに書きます。

オルカンだけでいいと思っていた僕が、高配当株を始めた話
インデックス投資が正しいと分かっていても、高配当株に踏み出せない時期が3年ありました。動けなかった本当の理由と、月1,500円から始めて今どうなったかを、5年分の数字で全部書きます。

投資を始めたころは、株で増やす=安く買って高く売るだと思ってました。

上がりそうなものを買って、上がったら売る。
それしか知らなかったんですよね。

でもこのやり方、売らないと1円も増えません。

含み益がどれだけ出ていても、画面の中の数字です。
売って初めて、お金になります。

だから毎日、値段が気になります。

上がったら「もっと上がるかも」で売れない。
下がったら「戻るまで待とう」で動けない。

僕はこれを10年以上やってました。

でも、別の増え方があるんですよね。

売らなくても、持ってるだけで入ってくるお金です。

それが配当金です。

持ってるだけで、勝手に振り込まれます。
いわゆる不労所得ってやつですね。


配当金は「会社が稼いだ利益の分け前」です

会社は1年間、商売をして利益を出します。

そのお金の使いみちは、だいたい3つです。

  • 会社の中に貯めておく
  • 新しい設備や事業に使う
  • 株を持ってる人に配る

この3つ目が配当金です。

株を持ってるということは、その会社のオーナーの1人ということです。
だから、稼いだお金を分けてもらえます。

⚠️ ここで1つ疑問が出ると思います。

「配らずに全部会社の成長に使ったほうが、会社は成長するんじゃないの?」

そのとおりです。実際、配当をまったく出さない会社もあります。

でも配当を出す会社にも理由があります。

株主に「持ち続けてもらう」ためです。

毎年ちゃんと配当を出す会社は、株主に選ばれ続けます。
だから多くの会社は、利益の一部を配当に回します。

利益のうち何%を配当に回したかを「配当性向」といいます。
30〜40%くらいが一般的です。


いつ、どうやって入ってくるのか

日本の会社の多くは、年に2回配当を出します。

3月決算の会社   6月ごろ + 12月ごろ

やることは何もありません。

証券口座に、勝手に振り込まれます。

⚠️ ここ、勘違いしやすいところです。

「配当で月10万円」と聞くと、毎月10万円ずつ入ってくるように思いますよね。

入りません。

うちの今年の実績を出します。

6月 69,414円
7月   304円
8月    0円

こんなに偏ります。

日本株は3月と9月に決算が多いので、配当が届くのはその2〜3か月後です。
だから6月と12月に山が来ます。

8月に明細を見て「入ってない」と落ち込む必要はないです。
そういう月なだけです。

⚠️ もう1つ、ここは間違えやすいです。

配当をもらうには、「権利付最終日」の大引けまでに買う必要があります。

権利確定日(決算月の末日が多い)ではありません。
その2営業日前です。

3月決算の会社だと、こうなります。

日付呼び方この日に買うと
3月27日権利付最終日配当をもらえる
3月30日権利落ち日もらえない
3月31日権利確定日もらえない

※日付は説明用です。曜日で毎年ずれるので、その年のカレンダーで確認してください。

⚠️ 権利落ち日に売っても、配当はもらえます。

権利付最終日の大引けに持ってさえいれば、翌日に売ってOKです。

じゃあ前日に買って翌日に売れば得なのかというと、そうでもありません。

権利落ち日は、配当のぶんだけ株価が下がるのが普通だからです。

1株あたり50円の配当が出るなら、
権利落ち日には株価も50円くらい下がります。

配当で50円もらっても、株が50円安くなっていたら差し引きゼロです。

⚠️ ちなみに僕は、この日付をほとんど気にしてません。

長く持つつもりで買ってるので、
権利日の前後で売り買いすることはないです。

知っておいて損はない話ですが、
そこを狙いにいく必要はないと思ってます。


「利回り」の見方だけ覚えてください

配当の話で必ず出てくるのが利回りです。

計算はこれだけです。

1年間の配当 ÷ 株価 × 100 = 配当利回り(%)

100円の配当がもらえる株を3,000円で買ったら、利回りは約3.3%です。

⚠️ ここからが大事です。

利回りには2つあります。

意味
時価利回りいまの株価で計算した利回り。証券サイトに出てるのはこれ
取得利回り自分が買った値段で計算した利回り。自分にしか分からない

この2つは、どんどん離れていきます。

僕は三菱商事を持っています。

買ったころ、この会社の配当は1株あたり50円でした。
それが5年で125円になっています。

同じ株数を持ってるだけで、受け取る額が2.5倍です。

数字にするとこうなります。

自分の取得利回り      4.89%
いまの株価での利回り   2.62%

この2つが意味してるのは、こういうことです。

株価が上がったので、いま買う人の利回りは下がりました。

でも、自分がもらう額は増えています。

証券サイトを見て「利回り2.6%か、低いな」と思う人がいます。
でも、自分にとっては4.89%です。

見てる数字が違うだけなんですよね。

⚠️ そしてここが、高配当株のいちばんおいしいところだと思ってます。

増配してくれる会社を早く持つほど、自分の利回りだけが上がっていきます。

あとから買う人には、その利回りは手に入りません。

高配当株のセクター分散は「配当金」で見る|数え直したら偏っていました
セクターバランスを株価で見ると、株価が動くだけで割合がブレます。高配当株の目的は配当なので、配当金ベースで数え直しました。139銘柄の実データです。

実は僕の周りにも、この仕組みを知らないまま
高配当株を持ってる人がいます。

自分の取得利回りはもう十分高いのに、
証券サイトの時価利回りだけを見て
「もう利回り低いな」と、優良な株を手放してしまう。

見てるのが、自分の数字じゃないんですよね。

一度買ったら、その株の利回りはもう自分だけのものです。
証券サイトの数字が下がっても、自分がもらう額は減っていません。


もう1つ、よく聞かれることがあります。

「ポートフォリオの中で、どの銘柄が一番いいの?」

答えると、だいたいこう返ってきます。

「じゃあそれ買っとけば間違いないね。真似して買ってみよ」

⚠️ そうじゃないんです。

その銘柄が僕にとって良いのは、買った値段が安かったからです。

同じ株を今日買っても、利回りは全然ちがいます。
さっきの4.89%と2.62%が、まさにそれです。

いい銘柄を教えてもらうより、
なぜその銘柄なのかを自分で説明できるほうが、ずっと大事です。

説明できないまま買った株は、下がったときに落ち着いていられません。

僕がそうでした。


株価が下がっても、配当は入ってきます

ここがいちばん伝えたいところです。

株価は毎日動きます。

朝は上がって、夕方には下がってる。
理由が分からないまま、1週間で5%動くこともあります。

そのあいだ、配当は1円も動いてません。

会社が「今年は125円出します」と決めたら、
株価がいくらになろうと125円が入ってきます。

これ、けっこう救われます。

株価が下がってる時期って、何をしても報われない感じがするんですよね。
でも配当は、そういう月にも普通に振り込まれます。

⚠️ もちろん、絶対ではありません。

会社の業績が悪くなれば、配当は減ります。
これを減配といいます。

配当は「利益の分け前」なので、利益が減れば分け前も減る。
当たり前といえば当たり前なんですよね。

高配当株をやるなら、減配はどこかで必ず踏みます。
踏まない人はいないと思ってます。

⚠️ でも、実際に僕が手放したのは減配ではありませんでした。

エア・ウォーターという会社で不適切な会計処理が公表されて、株価が急落しました。

僕は買う前に、自分の基準を決めています。
その基準から外れたので、売りました。

いま見ると株価は回復していて、持っていればプラスになってました。

売るとき、ためらいはありました。

でも僕は過去に、自分のルールを守れず
大きな失敗をくり返してきました。

だからいまは、どんな状況でもルールどおりにやると決めています。

ルールどおりに動けた自分をほめたいです。


配当が減ることより、
「どうなったら手放すか」を先に決めてないことのほうが怖い。

株価が下がってるときに、冷静な判断はできません。

僕は何回もそれで失敗してきました。
含み損を抱えたまま「戻るまで待とう」で動けなくなる。

だから、買う前に決めておきます。


税金の話(ここだけ我慢して読んでください)

配当金には20.315%の税金がかかります。

100円の配当なら、手元に残るのは約80円です。

所得税・復興特別所得税   15.315%
住民税                    5%
                        ─────
合計                  20.315%

証券口座の種類によりますが、多くの場合は自動で引かれて振り込まれます。
自分で計算する必要はありません。

⚠️ そして、NISA口座で買った株の配当は、この税金がゼロです。

同じ100円の配当でも、

課税口座   約80円
NISA口座   100円

同じ会社の同じ株なのに、手元に残る額が違います。

【超入門】NISAって何? 今日で解決!!
「NISAって何?」を投資初心者に超やさしく解説。”買うもの”じゃなく”箱”だと分かれば、もう第一歩です🌳

⚠️ 1つだけ落とし穴があります。

NISAで配当を非課税で受け取るには、
証券口座で「株式数比例配分方式」を選んでおく必要があります。

これを選んでないと、NISAで買っていても税金が引かれます。

しかも、あとから確定申告をしても取り戻せません。

設定は証券会社のサイトで数分です。
一度選べば、他の証券会社で持ってる株にも自動で適用されます。

心当たりがある人は、今日中に見ておいてください。


オルカンだけではダメ、という話ではありません

⚠️ ここを誤解されたくないので、はっきり書きます。

まずインデックスです。順番は変わりません。

僕も最初の3年はオルカンだけでした。
生活防衛資金を貯めて、積立を続けて、そのあとで高配当株を始めました。

そのうえで、いまの我が家の方針を書きます。

ライフプランを作って、キャッシュフロー表まで出しました。

老後資金と教育費は、いまの積立を続ければ足ります。
むしろ続けすぎると、使いきれなくなる可能性が見えました。

数字でそこまで見えてから、肩の力が抜けました。

それまでは、少しでも多く運用に回したくて、
投資に回せるお金を増やすために副業にも挑戦してました。

周りが見えないまま全力で走って、失敗しては焦る。
その繰り返しでした。

いまも副業は続けてます。
でも、心に余裕を持ちながら楽しくやれています。


そのうえで、これからの方針です。

今後はオルカンの積立額を抑えつつ、高配当株の比率を上げていきます。

軸を高配当株に移していきます。

理由はシンプルです。

老後資金はクリア。教育費もクリア。
残ってるのは、今を充実させることです。

インデックスは、使うときに売らないといけません。
配当は、売らなくても毎年入ってきます。

今を楽しむお金としては、配当のほうが使いやすいんですよね。

去年までは、配当が入るたびに再投資してました。
増やすのに必死だったからです。

今年はその配当で、夏に2回旅行に行きました。

⚠️ ※我が家の方針です。おすすめではありません。


配当のいいところは、増えてるのが目に見えることです。

インデックスは、増えていても数字が動くだけです。
下がってる時期は、何も起きてないように感じます。

配当は、下がってる時期にも振り込まれます。

それが、続けるための燃料になります。


これから知りたい人へ

配当のことを調べ始めると、
利回りランキングや「高配当おすすめ10選」がたくさん出てきます。

そこから入らないでください。

利回りが高い株には、高くなってる理由があります。

業績が落ちて株価が下がった       →  そのあとも下がることがある
業績はいいのに買われてない       →  比較的買いやすい

同じ「利回りが高い」でも、中身が全然ちがいます。

利回りは割り算の結果でしかありません。
株価が下がれば、勝手に上がります。

先に見るのは、利回りではなく会社の中身です。

次の記事では、その中身を何で見てるかを書きます。

⚠️ ※これは僕の記録であって、特定の銘柄をすすめるものではありません。

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