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【ドルコスト平均法】僕が”毎月コツコツ”に落ち着いた話

NISA・iDeCo

はずかしい話ですが、僕は20代のころFXで大きなお金を溶かしました。理由はいろいろありますが、いちばんは「今だ!」と思ったタイミングで、まとまったお金を一気に入れてしまったこと。さまざまな失敗を経験し、今の僕は当時とは正反対で、毎月同じ額を淡々と積み立てる投資手法に落ち着きました。今日はその方法「ドルコスト平均法」を、やさしく紹介します。

こんな方に読んでほしい
  • 投資を始めたいけど「高い時に買っちゃったら…」が怖い方
  • 一括で入れるのか、毎月に分けるのか迷っている方
  • なるべく頭を使わず、ほったらかしで続けたい方

僕は昔、一括でドンと入れて溶かしました

上がると信じて大きく賭けて、逆に動いたら気持ちがぐちゃぐちゃになって、耐えられずに投げる。その繰り返しでした。一発で当てようとするやり方は、当たれば大きいですが、外したときのダメージもメンタルへの負担も大きすぎました。

今の僕は、毎月・決まった日に・決まった額を、何も考えずに買うだけ。この「決まった額を淡々と」という方法を、ドルコスト平均法と呼びます。

ドルコスト平均法って、なに?

むずかしそうな名前ですが、中身はとてもシンプルです。毎月おなじ金額で、同じものを買い続けるだけ。

たとえば毎月3万円と決めたら、値段が高い月も安い月も、ずっと3万円ぶんを買います。ポイントは「株数(口数)」ではなく「金額」を固定すること。ここに、初心者にやさしい仕掛けが隠れています。

自動で「安い時に多く、高い時に少なく」買える

金額を固定すると、値段が安い月は自然とたくさん買えて、高い月は少ししか買えません。簡単なイメージの計算例を出します(あくまで説明用の数字です)。毎月3万円ずつ、ある投資信託を買ったとします。

  • 1月:1口 10,000円 → 3口買える
  • 2月:1口 6,000円(値下がり)→ 5口買える
  • 3月:1口 15,000円(値上がり)→ 2口買える

3か月で使ったお金は9万円、買えた口数は合わせて10口。平均の取得単価は「9万円 ÷ 10口 = 1口9,000円」になります。ずっと1口10,000円で買い続けた場合(9口・平均10,000円)より、平均の買値が下がっているのが分かります。値段が下がった月に、自動でたくさん仕込めているからです。

自分で「今は高いかな、安いかな」と考えなくても、しくみが勝手にならしてくれる。これが安い時に多く、高い時に少なく買えるという、ドルコスト平均法のいちばんのメリットです。

でも、いちばんの価値は「続けられること」

ドルコスト平均法のイメージ図。価格が変動しても同じ金額で買い続けると、高い時は少なく・安い時は多く買える

正直に書きます。ドルコスト平均法は「必ずいちばん増える方法」ではありません。ずっと右肩上がりの相場なら、最初に一括で入れたほうが結果的に増えることもあります。これは事実として押さえておきたいところです。

それでも僕が毎月積立をすすめるのは、初心者がいちばんつまずくのが「メンタル」だからです。相場が下がると怖くなって売りたくなる。上がると焦って飛び乗りたくなる。昔の僕がまさにそうでした。ドルコスト平均法は機械的に買うので、その日の気分やニュースに振り回されません。判断を減らすことが、そのまま続けられることにつながります。

パパ
パパ

派手さより”続けられること”。毎月おなじ額を淡々と。むずかしい判断はいりません。これが初心者にとって、いちばん強い方法だと思っています🌳

暴落のとき、この方法に救われました

投資を長く続けていると、相場がドンと下がる時期が何度かやってきます。以前の僕なら、真っ青になって売っていたはずです。

でも毎月積立にしてからは、下がった月は「あ、今月はいつもより多く買えるな」と受け止められるようになりました。何もせず、いつも通り積立を続けただけ。相場が戻ってきたとき、あのとき投げずに続けてよかったと心から思いました。狼狽(ろうばい)売りをしない仕組みが、自分の弱さを守ってくれたんです。

パパ
パパ

暴落が来ても、焦って慌てる必要はまったくありません。同じ額を淡々と買い続けるだけで、下がった時ほど自動でたくさん買えます。慌てて売らずにいれば、そこはむしろ”安く拾えるチャンス”ですよ🌳

結局、いちばんの敵は“自分のメンタル”

よく言われる話があります。長い目でいちばん資産を増やせたのは、“投資していたことを忘れていた人”や、“亡くなってしまった人”の口座だった、と。少し笑ってしまう話ですが、本質を突いていると思います。売買をこねくり回さず、ただ置いておいた人がいちばん報われた。つまり、成績を決めるのは、投資のテクニックより“メンタル”なんです。

僕のまわりでも、コロナショックの暴落で、積み立てをやめたり売ってしまった人がかなりいました。中には、僕より早く投資を始めていて、正直うらやましいと思っていた人もいます。でも、やり方を“なんとなく”でやっていたために、いざ暴落が来ると心を揺さぶられ、手放してしまった。あのとき投げずに続けていれば、その後の回復をまるごと受け取れたはずなのに、と思います。

暴落のとき、メディアは視聴率のために、これでもかと不安をあおります。「歴史的暴落」「まだ下がる」。毎日そんな言葉を浴びれば、誰だって心が揺れます。でも、“長い目で右肩上がり、途中は暴落もある”という自分の軸さえ持っていれば、その煽りに振り回されることはありません。情報に反応するのではなく、決めたことを淡々と続ける。ただ、それだけです。

どんな相場でも、金額を変えないと決めています

僕がインデックス(オルカン)を積み立てているのは、老後資金を準備するという、はっきりした目的(ゴール)があるからです。だから見ているのは、明日や来月の値動きではありません。何十年か先、老後資金として取り崩していくときに、トータルでプラスになっていればいい。そう考えると、途中の上げ下げに一喜一憂する意味はなくなります。

そもそも世界の株式市場は、長い時間で見れば成長を続けてきましたが、その途中には何度も暴落がありました。この「長い目で見れば右肩上がり、部分的には暴落もある」を前提にすると、大きく下がる時期は、むしろ“安く積み増せる期間”になります。同じ金額を淡々と買い続けているだけで、下がったときほど多くの口数を仕込めるからです。だから僕は、相場がどんな状況でも、コツコツ続けるようにしています。

いま、米国株や日本株はぐんぐん上がっています。「さすがに上がりすぎ」「そろそろ落ちる」「暴落が来る」。よくそう言われますし、正直、僕もそう感じる瞬間はあります。相場は循環するので、いつか下落局面は必ずやってきます。でも、「いつ」来るのかは、誰にもわかりません。プロの投資家でもです。げんに「そろそろ落ちる」と言われ続けている米国株は、下がるどころか上がり続けています。

ここでいちばんやってはいけないのが、金額をいじることだと思っています。「今は高いから減らそう」「暴落が来たら増やそう」。これを始めると、結局は“タイミング当てゲーム”に逆戻りです。未来が読めない以上、それで勝ち続けるのはとても難しい。だから僕は、高くても安くても積立の金額は変えません

たとえ明日、暴落が起きたとしても。短期で見れば、気持ちは沈むかもしれません。でも超長期で見れば、それはただの“ノイズ”です。何十年か先の未来から今日を振り返れば、「あの頃はまだ安かったな」と思える日が来るかもしれない。そう考えるようにしているので、僕はどんな状況でも、ただ淡々と続けています。

始めるときの注意点

いいことばかり書いてきましたが、正直に注意点も残します。

  • 元本保証ではありません。短い期間では、買った額より減ることもあります
  • 効いてくるのは長い時間をかけたとき。数か月で判断せず、年単位で続ける前提で
  • 「何を」買うかは大事。値動きの激しい一つの個別銘柄より、世界中に広く分散された指数(インデックス)にコツコツ、が僕の基本です。

「何を買うか」で迷ったら、まずはこちらの記事も読んでみてください。

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毎月の積立は”木への水やり”

僕は毎月の積立を、木をコツコツ育てることだと思っています。ドルコスト平均法は、その木への毎月の水やりです。一気に大量の水をあげても木は育ちません。少しずつ、毎月かかさず。地味だけど、これがいちばん効きます。

昔の僕は、種をまいた翌日に掘り返して「まだ芽が出ない」と怒っているような投資をしていました。今は水やりだけして、あとはほったらかし。木が育つのを待つだけです。

まとめ

  • ドルコスト平均法=毎月おなじ金額で買い続けるだけのシンプルな方法
  • 金額を固定すると、自動で「安い時に多く・高い時に少なく」買える
  • いちばんの価値は、相場に振り回されず「続けられる」こと
  • 元本保証ではない。長期・分散が前提
  • 毎月の積立は、木をコツコツ育てる水やり

投資がこわかった昔の自分に、いちばん教えてあげたい方法です。決めた額を、淡々と。よかったら一緒にコツコツ育てていきましょう🌳

なお、投資を始める前の”土台”については、こちらの記事にまとめています。

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※この記事は僕自身の体験と一般的な考え方の紹介です。特定の商品の推奨や、売買のタイミングを断定するものではありません。具体的な金額や商品の選び方は、ご自身の状況に合わせて判断してくださいね。

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