いきなりですがなぜ、この記事を開いてくれたんでしょう。
……というより、そもそも、なぜ「NISAを始めよう」と思いましたか?
・まわりのみんながやっているからですか?
・株価がここ数年、右肩上がりで絶好調だからですか?
・やっている人に「やった方がいいよ」と勧められたからですか?
どれも、きっかけとしてはとても自然だと思います。
(NISAが何なのか、まだうまく説明できなくても大丈夫。最初はみんなそうです。)
ただ、勢いのまま始める前に、ほんの少しだけ立ち止まってほしいことがあります。
今日は、その話をします。
正直に言うと、あまり面白い内容ではないかもしれません。
それでも、これからNISAを始める人にとっては、いちばん大事な話だと私は思っています。
だまされたと思って、最後まで読んでみてください。
「まわりがやってる」「置いていかれる」。
その焦りは、痛いほど分かります。
でも、ここをおろそかにすると、せっかくの第一歩が台無しになってしまう。私はそう思っています。
これだけは、自信を持って言えます。
私自身が、ここで何度もつまずいてきたからです。
そして、家族や友達には、同じ思いをしてほしくないからです。
だからこそ、今日の話だけは、ちゃんと届けたいと思って、この記事を書きました🌳
- まだNISAを始めていない人
- 勢いでNISAを始めようとしている人
- 投資の「最初の準備」を知りたい人
何かを始めるとき、まず必要なのは「道具」
たとえば、何かスポーツを始めるとき。
いきなり試合には出ませんよね。まずは「道具」をそろえるはずです。
野球ならバットとグローブ。サッカーならボールとスパイク。
山登りなら靴とリュック。水泳なら水着とゴーグル。
おもしろいのは、野球にバットが必要でも、サッカーにバットはいらないこと。
何をやるかによって、必要な準備はちがうんです。
そして投資にも、「始める前にそろえておきたい道具」があります。
先にやることは、実は投資じゃない
その”いちばん最初の道具”が、生活防衛費です。
ざっくり言うと「生活費の半年〜2年分を、投資とは別にとっておく安全なお金」のこと。
くわしくは別の記事でじっくり書くので、ここはサラッといきます。
ひとことで言えば、「予想外のことが起きたときに、生活を守ってくれるお金」です。
たとえば、病気やケガで急に働けなくなったとき。そんなピンチを支えてくれます。
投資を始める前に、まずこれを用意しておく。
これだけは、気をつけてほしいんです。
そして、ここがいちばん大事なところ。
この生活防衛費は、投資のお金とは「完全に別」で考えてください。
ここだけは、”絶対”にです。

ここだけは、声を大にして伝えたい部分です。私はここを軽く考えて、過去に痛い目を見ました。
大事なのは、生活費のお金と投資のお金を、いっしょにしないこと。
生活防衛費は、”最初から無いもの”として、別にしておく。
私自身、もともとは投資のお金と生活費を、ごちゃ混ぜに管理していました。
でも、ここをきっちり分けてからは、相場が下がっても、不思議と落ち着いていられるようになりました。
土台さえぐらつかなければ、気持ちはこんなにも軽くなるんだと実感しています。
なぜ、この分け方が大事なのか。
理由はシンプルで、「慌てないため」です。
お金は、増えるときもあれば減るときもある
投資をしていると、資産が増える時期もあれば、ぐっと減る時期もあります。
歴史を振り返ると、株価が大きく下がる場面は、過去に何度もありました。
たとえば2020年3月、いわゆる”コロナショック”。
世界中の株価が、わずか1か月ほどで大きく下がった時期がありました。
こういうとき、何が起きるか。
手元に使えるお金がないと、「生活のために、減ってしまった投資を取り崩すしかない」という状況になりかねません。しかも、いちばん不安なタイミングで、です。
実はこの話、昔、同僚や友達にもしたことがありました。
でも、本気で守ろうとした人は、ひとりもいませんでした。
そして、いざコロナショックが来たとき。
その大半が、ショックとパニックで、保有中の投資商品を手放してしまったんです。
特別な人の話ではありません。こういうことは、ごく普通に起きてしまう。
さらに、もうひとつ。
暴落のときは、経済全体が不安定になります。
株価が下がるだけではありません。給料が減ったり、ボーナスが消えたり——収入そのものが細ってしまうことも、じゅうぶんにあり得ます。
そんなときに、急な出費でお金が必要になったら、どうしますか?
手元に現金がなければ、値下がりして含み損になっている株を、泣く泣く売ってお金を作るしかありません。
“いちばん売りたくないタイミングで、いちばん損な形で手放す”。
これが、ほんとうに避けたい状況なんです。
今、株価の調子がいいからといって、「100%増える投資」なんて存在しません。
調子がいいときこそ、足元の準備が効いてくるんです。
でも、生活防衛費が別にあると、どうでしょう。
「当面の暮らしは大丈夫」と思えるので、相場が下がっても、慌てて動かずにすみます。
この”慌てなくていい”という状態こそが、長く続けるためのいちばんの支えだと、私は感じています。
私自身、ここで遠回りしました
えらそうに書いていますが、私も最初からできていたわけではありません。
むしろ若いころは準備が足りず、相場が荒れるたびに気持ちを揺さぶられて、何度もしんどい思いをしました。
そのうえで身にしみて分かったのが、「すぐに使わないお金で、慌てずに続けられる土台を、先に作っておく」ことの大切さでした。
私が大事にしている言葉に、こんなものがあります。
「入る理由より、待つ理由を持て」
焦って動かなくていい状態こそが、いちばんの強みになる。そう思っています。

焦らなくて大丈夫。土台さえあれば、投資はずっと続けていけます🌳
今日のまとめ:始める前に、ここだけ
・NISAを始める前に、まず生活防衛費を用意しておく
・理由は「相場が下がっても、慌てずにいられるようにするため」
・大きな下落は過去に何度もあった(コロナショックもそのひとつ)
・順番を意識するだけで、ぐっと安心して続けられる
「何を買うか」より、「どう続けられる土台を作るか」。
これが、始める前にいちばん気をつけてほしいことです。
次回
土台ができたら、いよいよ本題へ。
次回は【NISAって何?】。
実は「NISAを買う・・・」という言い方、ちょっとした勘違いなんです。”箱”の話をしていきますね。
※本記事は、運営者個人の体験と考えに基づくものです。投資は自己責任で、最終的な判断はご自身でお願いします。

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